Monday, 29 June 2020 23:44

Free Trialではじめる、SAP HANA Cloud : Vol.1 ~ HANAインスタンスの作成

Written by Kimikazu Kabata
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SAP HANA Cloud のFree Trial が提供開始となりました !!

本ブログでは、SAP HANA Cloud (以下、「HANA Cloud」) を初めて使われる方を対象に、このFree Trial 環境を使用した操作手順を解説いたします。

内容は下記の通りです。

1. Free Trialに参加登録してHANAインスタンスを作成する

2. テーブルとビュー(SQL View)の作成する

3. Free TrialのSAP Web IDEを設定し、プロジェクトを作成する

4. SAP Web IDEを使ってテーブルを作成し、データをロードする

5. SAP Web IDEを使ってInformation View (HANA View)を作成する

上記の2. 4. 5の操作はFree Trial だけでなく、商用サービス環境でも共通の操作になりますので、リンクをクリックしてそちらのBlogを参考にしていただけたらと思います。

今回は「1. Free Trialに参加登録とHANAインスタンスを作成する」です。

SAP Cloud Platform Trial に参加する

まず最初にSAPのアカウントが必要になります。まだ、SAPのユーザーアカウントをお持ちでない方はSAP のサイトにアクセスしてユーザー登録をしてください。

※ アクティベートの方法はこちらのサイトも参考にしてください。

ユーザーアカウントをアクティベートした後、こちらのサイトにアクセスして、注意事項を確認後、「Accept」ボタンをクリックします。

SAP Cloud Platform のトライアルサイトにて「Enter Your Trial Account」をクリックします。

データセンターを選択すると「アカウント」の作成が開始されます。

ここでの「アカウント」とは、「ユーザー」を意味するものではなく、「環境 (Environment) 」 を意味した用語になります。

何やら難しい専門用語が出てきましたが(後ほど解説します)、アカウント作成が完了したら「Continue」ボタンをクリックします。

SAP HANA Cloud のインスタンス作成…の前に

HANA Cloud インタンスを作成するには SAP Cloud Platform (以下、「SAP CP」) の基礎知識を理解する必要があります。

キーワードとして、「Global Account」、「Sub Account」、「スペース」などがあるのですが、それらの関係図は下記の通りです(一部簡略化しています)。

Global Account

SAP CP の契約毎に作成されるAccount です。

今回のトライアル環境では、1つのSAP ユーザーアカウントに対して、1つのトライアル用のGlobal Account が自動作成されます。

Sub Account

Global Account 配下にSub Account を作成します。

Sub Accountについての詳しい説明は割愛しますが、一般的には「開発用のSub Account」「テスト用のSub Account」、「本番用のSub Account」のように、一つのシステムで3つのSub Accountを作成することが多い(推奨)です。

今回のトライアル環境では、1つのSub Account が Global Account 配下に自動作成されます。

Organization

「Organization (組織) 」は、Global AccountとSub Accountの組み合わせで一意で決まる識別名のようなものです。

今回のトライアル環境では、1つのGlobal Account に1つのHANA Cloud 専用のSub Account が作成されるのでシンプルな名前になっています。

スペース

Sub Account 配下に「スペース」を作成します。言葉通り、「領域」という意味で、このスペースの中にHANA インスタンスを作成したり、アプリケーションを配置します。

1つのスペースの中に複数のHANAインスタンスを作成することができます。

今回のトライアル環境では、1つのスペースがSub Account 配下に自動作成されます。

SAP HANA Cloud インスタンスを作成する

それでは、操作を進めます。自動作成された「trial」Sub Accountを選択します。

左のメニューから「Spaces」を選択後、「dev」スペースをクリックします。

左メニューから「SAP HANA Cloud」を選択後、右上の「Create Instance」ボタンをクリックします。

いよいよ、HANA インスタンス作成開始です。

HANA インスタンス(DB)名とDB管理者のパスワードを入力します。

商用サイトではメモリーサイズを変更しますが、トライアル環境では30GBが固定値です。

※ CPU数とストレージ容量はメモリーサイズに応じて自動計算されます。

この画面でインスタンス作成を終了することもできますが、先に進みます。

今回はHANA Cloud での新機能である「SAP HANA Cloud, Data Lake」も使用可能にします。

このSAP HANA Cloud, Data Lakeは通称、「Relational Data Lake (RDL)」と呼ばれるもので、データウェアハウスシステムで多くの実績をもつ、ディスク型 & カラム型データベースエンジン、SAP IQの技術がベースとなっています。

商用サイトではデータ容量は1TB単位で増やすことが可能ですが、トライアル環境では1TB、4CPUが固定値です。

次の画面ではこのHANAインスタンスに対して直接アクセスできるサーバー/クライアントのIPアドレスを指定し、「Create Instance」ボタンをクリックします。

HANAのインスタンスとRDLのインスタンスがそれぞれ作成され、起動します。

ステータスが「Running」に変わったら、右下のバーから「SAP HANA Cockpit」を選択してDB管理者ツールを開きます。

ユーザー名は上記の画面に「Admin User」項目に記載があった、「DBADMIN」になります。パスワードはインスタンス作成時に指定したパスワードです。

DB管理者用のツールである、SAP HANA Cockpitが表示されました。左上の選択リストでメニューを選択して管理項目の表示を変更します。

SQL文を発行する場合は右上の「Open SQL Console」をクリックします。別ウィンドウ/タブでSAP HANA Database Explorer が開きます。

ちなみにこのSAP HANA Database Explorerは、HANAインスタンスのタイル状の画面の右下メニューから直接開くことも可能です。

無事、HANAインスタンスが作成できました !!

次にDB管理者とは別のDBユーザーを作成して、そのユーザーでテーブルを作成したり、ビュー(SQL View)を作成する手順に移りますが、こちらの手順は商用サービスと同じ操作手順になりますので、こちらをご確認ください。

その操作が終わりましたら、トライアル環境専用のSAP Web IDEの設定手順へと進んでください。

それでは、次回もお楽しみに !!

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