Wednesday, 13 January 2021 09:40

Free Trialではじめる SAP HANA Cloud : HANAインスタンスの作成 (更新版)

Written by Kimikazu Kabata
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“© 2020. SAP SE or an SAP affiliate company. All rights reserved.” “Used with permission of SAP SE”

SAP HANA Cloud のFree Trial を提供してから半年以上経ちましたが、順調に機能拡張されてきました。

この間、画面/メニュー構成やボタン表示に若干の変更がありましたので、当初のBlogのアップデート版として、本ブログでは Free Trial の HANAインスタンスを作成する手順を改めてご紹介したいと思います。

手っ取り早く、SAP HANA Cloud のインスタンス作成の手順を確認したい方は下記の動画をご確認ください。

※ 注意:本Blogの内容は2021年1月時点のSAP HANA Cloud のFree Trial環境をベースとしています。

※ ブラウザは下記をサポートしています。
・Google Chrome 最新バージョン
・Microsoft Internet Explorer 11
・Mozilla Firefox 最新バージョン
・Safari(Mac の場合。最新バージョン)

(最新情報は「Feature Scope Description for SAP HANA Cloud」マニュアルをご確認ください)

SAP Cloud Platform Trial に参加する

まず最初にSAPのアカウントが必要になります。まだ、SAPのユーザーアカウントをお持ちでない方はSAP のサイトにアクセスしてユーザー登録をしてください。

※ 氏名は漢字に入力するように記載がありますが、ローマ字(英字)で入力することをお薦めしています。SAP Cloud Platform のトライアルアカウントのログイン時に「エラーコード403」が稀に表示されるケースがあります。同エラーが発生した場合は、プロファイルの氏名をローマ字(英字)で修正してください。

※ アクティベートの方法はこちらのサイトも参考にしてください。

ユーザーアカウントをアクティベートした後、こちらのサイトにアクセスして、注意事項を確認後、「Accept」ボタンをクリックして先に進みます。

※ 初回アクセス時には、本人認証のために、指定して電話番号にパスコードが送信されます。パスコードを受信可能な電話の番号を指定してください。

SAP Cloud Platform のトライアルサイトが表示されたら「Enter Your Trial Account」をクリックします。

データセンターを選択すると「アカウント」の作成が開始されます。

ここでの「アカウント」とは、「ユーザー」を意味するものではなく、「環境 (Environment) 」 を意味した用語になります。

日本のユーザーの方は「US East」のデータセンターを選択してください

日本からアクセスする場合、ヨーロッパはUSと比較してネットワーク回線が遅い傾向にあります。

また、シンガポールの環境は現時点(2021年1月現在)では、まだ、HANA CloudのFree Trialの環境が提供されていません。

何やら難しい専門用語が出てきましたが(後ほど解説します)、アカウント作成が完了したら「Continue」ボタンをクリックします。

再び、SAP Cloud Platform のトライアルサイトが表示されましたが、ここでメニューを日本語表示にします。

右上のユーザー名をクリックして、「Settings」を選択し、日本語を選択します。

SAP Cloud Platform のトライアルサイトが日本語表示されたら、「トライアルアカウントを入力してください (Enter Your Trial Account)」をクリックします。

SAP HANA Cloud のインスタンス作成…の前に

HANA Cloud インタンスを作成するには SAP Cloud Platform (以下、「SAP CP」) の基礎知識を理解する必要があります。

キーワードとして、「グローバルアカウント」、「サブアカウント」、「領域」などがあるのですが、それらの関係図は下記の通りです(一部簡略化しています)。

グローバルアカウント(Global Account)

SAP CP の契約毎に作成されるアカウントです。

今回のトライアル環境では、1つのSAP ユーザーアカウントに対して、1つのトライアル用のグローバルアカウントが自動作成されます。

サブアカウント(Subaccount)

グローバルアカウント配下にサブアカウントを作成します。

サブアカウントについての詳しい説明は割愛しますが、一般的には「開発用のサブアカウント」「テスト用のサブアカウント」、「本番用のサブアカウント」のように、一つのシステムで3つのサブアカウントを作成することが多い(推奨)です。

今回のトライアル環境では、1つのサブアカウントが グローバルアカウント配下に自動作成されます。

組織(Organization)

「組織」は、グローバルアカウントとサブアカウントの組み合わせで一意で決まる識別名のようなものです。

今回のトライアル環境では、1つのグローバルアカウントに1つのHANA Cloud 専用のサブアカウントが作成されるのでシンプルな名前になっています。

領域/スペース(Space)

サブアカウント配下に「領域」を作成します。この「領域」の中にHANA インスタンスを作成したり、アプリケーションを配置します。
1つの領域の中に複数のHANAインスタンスを作成することができます。

今回のトライアル環境では、1つの領域がサブアカウント配下に自動作成されます。

SAP HANA Cloud インスタンスを作成する

それでは、操作を進めます。自動作成された「trial」サブアカウントを選択します。

次に「領域」リストに表示されている、「dev」領域をクリックします。

左メニューから「SAP HANA クラウド」を選択後、右上の「データベースの作成」ボタンをクリックします。

このタイミングでブラウザ画面が切り替わり、認証が確認手順が入る場合がありますが、ログインユーザー名と同じものをクリックして先に進みます。

いよいよ、HANA インスタンス作成開始です。

HANA インスタンス(DB)名とDB管理者のパスワードを入力します。DB管理者名は「DBADMIN」で固定されています。DB管理者名は重要なので憶えておきましょう。

商用サイトではメモリーサイズを変更しますが、トライアル環境では30GBが固定値です。
※ CPU数とストレージ容量はメモリーサイズに応じて自動計算されます。

この画面でインスタンス作成を終了することもできますが、先に進みます。

次の画面ではこのHANAインスタンスに対して直接アクセスできるサーバー/クライアントのIPアドレスを指定します。

今回は全てのクライアントからの直接のアクセスを許す「Allow all IP addresses」を選択します。

次の画面では、HANA Cloud での新機能である「SAP HANA Cloud, Data Lake」も使用可能にします。

このSAP HANA Cloud, Data Lakeは通称、「HANA Data Lake (HDL)」と呼ばれるもので、データウェアハウスシステムで多くの実績をもつ、ディスク型 & カラム型データベースエンジン、SAP IQの技術がベースとなっています。

商用サイトではデータ容量は1TB単位で増やすことが可能ですが、トライアル環境では1TB、4CPUが固定値です。

HDLのインスタンス名を入力し、「Create Instance」ボタンをクリックしてインスタンスを作成します。

HANAのインスタンスとHDLのインスタンスがそれぞれ作成され、起動します(5分から15分掛かります)。

ステータスが「Running」に変わったら、HANAインスタンスの「Actions」の「・・・」をクリックし、メニューから「Open SAP HANA Cockpit」を選択してDB管理者ツールを開きます。

ユーザー名はインスタンス作成時の画面に記載があった、「DBADMIN」になります。パスワードはインスタンス作成時に指定したパスワードです。

DB管理者用のツールである、SAP HANA Cockpitが表示されました。

SQL文を発行する場合は右上の「SQL Console」をクリックします。別ウィンドウ/タブでSAP HANA Database Explorer が開きます。

無事、HANAインスタンスが作成できました !!

この後のテーブルやSQL Viewを作成する方法は従来と同じです。

HANA View(Calculation View)の作成方法も基本的には同じですが、開発ツールがSAP Web IDEからSAP Business Application Studioに変わります。

こちらの操作方法についても追って、ご紹介していく予定です。

それでは、次回もお楽しみに !!

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